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思わず息をのむスロヴェニアの自然の産物

  • 2016/03/07
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国土の70%近くが自然であるスロヴェニアにおいて、
それらがもたらす造形美は訪れる人にとって絶好の観光スポットになっています。
今回はそんなスロヴェニアの自然の魅力をご紹介します。

見渡すは「アルプスの瞳」

スロヴェニアを代表する観光スポットといえば「ブレッド湖」
氷河湖であるこの湖には、
その美しさは訪れた人々のハートを掴んで離さない魅力があり、
絶景として名高い場所となっています。

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©Franci Ferjan

湖畔に映し出されるはオーストリア、イタリアとの国境に広がる
「ユリアン・アルプス」で、このアルプスにある
トリグラウ山脈を登らないとスロヴェニア人ではない
ということわざがあるほど。

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©Mirko Kunšič

湖から130メートルの高さにある断崖にそびえ立つ「ブレッド城」も、
この湖の景色を荘厳なものにしています。

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©Klemen Kunaver

そしてこのブレッド湖最大の魅力といえば、やはり「聖マリア教会」

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©Franci Ferjan

12世紀に建てられたブレッド湖に浮かぶ歴史あるこの教会は、
まるでファンタジーの世界に入り込んだかのような佇まいで、
その姿は「アルプスの瞳」と称されるほど。

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©Franci Ferjan

手漕ぎボートでいざ、ブレッド島へ

聖マリア教会があるブレッド島までは
「プレトナ」と呼ばれる手漕ぎボートに乗って訪れることができます。

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©Aleš Fevžer

ブレッド湖では湖の透明度、環境を保つために
モーターボートの使用を禁じており、
船頭は1700年代から世襲制かつムリノ村出身の男性のみが
漕ぎ手となることを許される、伝統深い乗り物なのです。

そうして10分ほどで辿り着くバロック様式の聖マリア教会は、
今現在でも多くのカップルが式を挙げ、幸せを誓う名所にもなっています。

幸せになる条件

素晴らしいのはその景色だけではありません。
ここ聖マリア教会には、条件が叶うと幸せになれるという、
ある言い伝えがあります。

花嫁を抱えて、頂上へ

それは、船着場を降りてすぐ現れる教会までの99段の長い階段を
無言のまま新郎が新婦を抱え登りきると、
そのカップルは永劫幸せでいることができるというもの。

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出典:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/f9/dc/7b/f9dc7b32679e7d352f513c42f31946da.jpg

一朝一夕のトレーニングではこの試練を乗り越えることは難しいので、
聖マリア教会で挙式が決まった新郎と新婦は、
それぞれ筋トレとダイエットにとにかく勤しむのだそう!

あの鐘を鳴らそう

もう一つの言い伝えは、教会の中にある鐘を鳴らし、
一引きで3回の鐘の音を鳴らすことができたら願い事が叶うというもの。

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出典:http://naumans2b.blogspot.jp/2012/07/slovenias-little-secret.html

意外と簡単そうに思えますが、なかなかコツが必要!
これは挙式をあげなくても挑戦できるので、
是非トライしてみてください。

最古の城、ブレッド城

ブレッド湖の断崖にそびえ立つブレッド湖はスロヴェニア最古の城であり、
文献ではじめて言及されたのは1011年のこと。

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出典:https://www.instagram.com/p/BBscQ3PQkN-/?tagged=bledcastle

今は礼拝堂や博物館、カフェも併設しており、
眼下に見えるゴレンスカ地方を眺めながら、歴史に触れ、
ゆったりとした時間を過ごすことができます。

四季折々のブレッド湖

美しいブレッド湖は、四季に合わせてその姿を大きく変えます。
どの季節も本当に見応えがあるので、
この湖畔に別荘を建てる人がいることも納得です。

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©Franci Ferjan

きっと皆さんが訪れるときも、ブレッド湖は
その姿を美しく変化させながら、悠然と佇んでいることでしょう!

「鍾乳洞の女王」で冒険家になる

スロヴェニアの自然を語る上で忘れてはならないのが「鍾乳洞」!
スロヴェニア語で「ヤマ」(Jama)呼ばれる鍾乳洞は、
スロヴェニアには国内で発見されているだけでも約1万以上存在し
特に美しいと言われる20ヶ所を、観光地として解放しています。

そんな中でもヨーロッパ最大の鍾乳洞である「ポストイナ鍾乳洞」は、
一つの鍾乳洞とは考えられないほど多くの鐘乳石が見られることから
別名「鍾乳洞の女王」と呼ばれています。

スタラグマイトという、
地面に石灰質を含んだ水がしたたり落ちることできる、
また落ちたものが固まり積もってできる鐘乳石の数々に
圧倒されてしまいます。

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©Miha Krivic, Postojnska jama d.d. Postojna

細長いものを「スパゲッティ」、最も白く輝き、
ポストイナ鍾乳洞のシンボルとなっているものを「ブリリアント」と名付けたり、
その多種多様な姿は、まさに自然が創り出した芸術そのもの。

ここポストイナ鍾乳洞では、年中無休でガイドツアーが行われており、
人気の秘密は「トロッコ」

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©Iztok Medja, Postojnska jama d.d. Postojna

未知の世界に迷い込んだかのような鍾乳洞の中、
約2kmの道程を疾走する気分はまるで冒険家になったかのよう!

そして出会う「ドラゴンの子ども」

冒険に欠かせないのが、未知の生物。
ここポストイナ鍾乳洞には、その暗闇と静寂に適応した
珍しい生物がなんと100 種類以上生息しており、
他には例を見ない鍾乳洞です。

そんな珍獣の中で最も有名なのが「プロテウス」、
日本名で「ホライモリ(Proteus Anguinus)」というイモリです。

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©Arne Hodalic, Postojnska jama d.d. Postojna

見たわかる通り非常に白い皮膚をしており、
「人間の魚」とも呼ばれていますが、
歴とした哺乳類で、ヨーロッパ唯一の鍾乳洞脊椎動物です。

その生態は非常に変わっており、
ポストイナ鍾乳洞のように光の入らない場所に生息しているため目が退化し、
メラノプシンという細胞を皮膚に持っていることで
光の有無を感じ取っているのです。

また、最近の実験によると、
ホライモリは餌にありつけない環境下に順応するために
ギリギリまで代謝レベルを落とし、
自分の組織を体に再吸収することでエネルギーを蓄え、
なんと何も食べずに14年生存することができたのだそう!

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出典:http://100dorog.ru/guide/articles/6663166/

通常でも平均70年、長くて100年以上生き続けるというこのホライモリは
その昔、石灰質を多く含んだこのカルスト地形の研究が進んでいなかった時代、
このホライモリを見た人々が
「ドラゴンの子ども」として言い始めたことにより、
今でもその伝承が語り継がれているのです。

ここポストイナ鍾乳洞に併設されてある
「Vivarium Proteus」という博物館では、
鍾乳洞にいる生物や鍾乳洞の構造が紹介されており、
ここで生きたホライモリを見ることができます。
最近では卵を産み、小さなホライモリが誕生したそうです!

「コウノトリ」が幸せを生む場所

ホライモリ同様、スロヴェニアの自然が
いかに豊かで奥深いものかを物語るのが、
プレクムリェ地方に訪れる渡り鳥「白コウノトリ」です。

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©A. Fevžer

日本ではめったにお目にかかれない幸せを運ぶコウノトリは、
春になると避寒していたアフリカから飛来し、巣を作り産卵します。

コウノトリは外的から身を守るため通常は高い所に巣を作る鳥ですが、
ここプレクムリェ地方を訪れるコウノトリは、
なんと民家の屋根や、煙突の上、電柱などに巣を作ります!

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出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Stork_nest,_Slovenia.jpg

そんなコウノトリの行動に対し、
街の人々も決して巣を取り払ったりすることはなく、
また寒い冬の前アフリカへ飛び立つまで、
ヒナを育てるコウノトリを大切に見守っているのです。

プレクムリェ地方のなかでも最もコウノトリが飛来するヴェリカ・ポラナは
1999年以来、ヨーロッパにおけるコウノトリの村としての肩書きを得ており、
3月〜8月の終わりまで、街の至る所でその姿を見ることができます。

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出典:http://www.greenbalkans.org/en/White_stork_Ciconia_ciconia_nest_on_the_roof_of_Geo_Milev_School_in_Belozem_European_Stork_Village_-p3518

スロヴェニアの長い歴史において、
自然と人々の生活は常に隣り合わせにありました。

そんな自然が今でもその姿を変えず、
絶え間ない感動を与えてくれていること、
それがスロヴェニアの財産となっているのです。

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